「自分なんて・・・何の役に立っているんだろう・・?」
お住まいの塗り替えの飛び込み営業をしていたとき、ぜんぜんお申し込みがいただけなくて、来る日も来る日もこんなことを思っていたときがあります。
完全に自信をなくしていました。
どうしたら・・?いいんだろう・・??
途方に暮れて、一日何にもできない日も一日や二日ではありません・・・。そして何にもやらなかったことに対しての、また罪の意識というかが芽生えて
「ああ、オレ、何やってんだろう・・?」
って・・これのくりかえし・・・。
ネットや本などから「何かをつかまないと・・」という思いで読みあさり、見続けました・・。
塗り替えなんて・・・欲しい人いるのだろうか? と言う考えが毎日頭をよぎります。どうせ必要とされていないんだ、こんな商品・・・。
購入する側からすれば「高いし、わけわからないし、だまされるかもしれないし・・」そんな商品、どうやったら売れるの?って思っていました・・・
自信が無い人だって・・・こんなに輝ける!
・・・こうやって「全然自信がなかった日々」を思い出したのは、私のコンサルの師匠の竹川先生から紹介された動画をみたからでした・・。
「グレイテスト・ショーマン」 ヒュー・ジャックマンの主演のミュージカル映画の主題歌
「This is Me」なのですが、映画制作が始まる前のワークショップ セッションでの出来事です・・。
メインで歌うキアラ・セトルという女性・・・彼女は劇中では「ひげを蓄えた女性」というハンデを背負った女性です。その他にも身体的ハンディを背負った登場人物が出てきて、その人たちによるショーを始めるのが、主人公 ヒュー・ジャックマン演じるバーナム。彼は19世紀に実在した興行師です。
「ビハインド・ストーリー」と銘打ったこの動画ですが、最初、このキアラは本当に前へ出てきて歌うのがイヤでした・・こわくて、恥ずかしくて・・この時はこの曲を初披露だったのです。
でも、監督はいいます。「前へ出てこないと・・ありのままでいようね!という歌なのだから、堂々とありのままで歌ってほしい・・」
さまざまなハンディを抱え、人からの目を気にして、身を潜めて生きてきた人たちへむけた「そのままでいいんだからさ!」というテーマの曲です。だからこの曲はこの映画を象徴する曲と監督は言います。
最初は本当に自信なさげに歌うキアラですが・・・ いつからか周りのシンガー、伴奏者をも巻き込んで壮絶な歌唱へとどんどん変っていく様は圧巻です。
結構そのときまで他のシンガーに「変ってよ・・」などといっていたそうです。ぼくからすればこんなに歌えるのになんで・・と言いたくなりますが。
でも、監督やヒューは「あなたが歌いなさい」と言って彼女を引っ張り出した・・そしてこの歌唱・・・この経験は彼女自身もとても驚いていて「別世界の経験」とまで言っています。
ありのままで良いんです・・・
私が経験してきたことでも、本当にそう思います。いろいろ迷って、さがしまわって・・この「お客様のいない状況」を打破するには・・とたどり着いた答えは
「ありのままの自分でいい」
ということでした。私は私のまま「が」良かったんです。「手法」は少し変えたかも知れません。また、手法なら変えられます。
「飛び込み営業」という「売込みに行く営業」から「売り込まない営業へ」・・
売り込む営業をするには「自分を変えないと」行けませんでした。
考えていたのは「こういう人にはこういう言い方、おすすめの仕方をしないと・・」とか「ああいう人ならまたその人にあった、ああいう言い方をして・・」とかでした。
でも、これは自分ではないんです。だいたいそんなのできないし・・・。「だれにでも買ってもらおうとする、売ってこようとしていたから」こういう考えだったんですね・・つまり私が「自分を変えて相手に合わせる」・・・
そうではなくて「自分は変えずに・・ありのままをさらけ出し、分かっていただいた、私を受け入れてくださった方だけに」ご購入いただければそれでいい・・。
でも今まで自分がそうできなかったのは、してこなかったのは
「自分という人間はそんなに魅力が無いし、そんな・・こんな自分が誰かの目にとまるなんて・・そんなことほとんどないだろう・・」
と、思っていたからです。「アプローチするお客さまの数自体がすくなくなるのでは?」と考えがちなのですが・・実は決してそうでない。けっこういるものなのです。
ありのままのあなたを受け入れてくださる方はきっと現れます。大丈夫なんです。
あなたがそのままでいい・・・あなたのそのままが良い!と言ってくださる方は、あなたを必要としている人です。そして、あなたに合っている方です。
こうなるとキアラではありませんが、どんどん自信も付いてきます。誰かのお役に立てているという実感がわくんです。
おとといの土曜日も、お住まいの塗り替えのご契約を頂いてこられました。この方にはずっと「ありのままの自分」をさらけだしてきました。こうやって、現在半年後のお客様までお待ちいただけるようになりました・・。
もし「ありのままの自分でなかった」ら・・
きっと、まだ売れたり売れなかったりの「不安定な状態」を彷徨っていたかも知れません。
私もバカにされていました・・・
すこし、乱暴な言い方かも・・・自暴自棄な言い方かもしれませんが、私も「自分をさらけだす。ありのままの自分を見てもらう」という考えに変えた頃は、こういう風に感じたこともありました。すこし被害妄想的なところもあるかもしれませんけれど・・。
それでも、それまでの考え方ややり方に合わせようとする気にはなりませんでした。
「こんな自分でいいのかな?」
「こんな自分ははずかしい・・」
「こんな自分に何があるの?」
こんなことを思いながらも「商品の前にまず自分のことを伝えよう」と思ったんです。
「そんなことをしたって・・」と実際に言われたこともあります。なんだかんだと理由を付けられて反対をしてきます・・でもですね、成功するか、今までと変らずか・・は・・それはやってみないとわかりませんよね。
私の扱う「住まいの塗り替え」というのは「人の手によって作り上げられていく物」です。できあがった商品を買って頂くということとはまた違ったものになります。
ですから作る人間の「信用」というか「その人がどういう人なのか?」が大事なんです。お客様が「目の前にある商品を手にとってみることができる」という買い物ではないんです。
だから、それを作る人が「商品」と言ってもいいです。サロンやその他に施術などを提供する店主さんは同じだと思います。
だから提供する側の、あなたや、私の「ありのまま」の姿を見て頂く・・はずかしいかもしれないですし、怖いかも知れません・・・。
でも、そうすることによって「あなたのありのまま」を受け入れてくださる方はきっといます。「私のありのまま」を受け止めてくださった方がいたように・・。
・・・・こんなことをこの動画を見て思い返していました。これは本当に勇気が沸いてくる動画です。
これは映画を制作する前の様子の動画ですよね・・キアラの心情、監督の心情、そしてヒュー・ジャックマンの心情・・・というものも絡んで見ているわけですが、この映画、完成したらすごいものができそう・・とっても魂、奮い立たせてくれる、すばらしい映画ができるんだろうな・・と思わずにはいられないです。
タイトルの「これが私!」・・・まさしく、もしあなたがお仕事で、お店で、集客のことで悩んでいたら「これがありのままの私!」に立ち戻って見てください。そしてこの動画をみると「それでいいんです・・」ってきっと勇気をくれる動画になります・・・。
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